人手不足の会社を辞めた話

こんにちはくらげです。

自分は今年、会社を辞めました。

工場長という立場だったので、結構悩みました。

  • 人手不足なのに良いのかな
  • 皆に迷惑をかけちゃうんじゃないかな
  • もっと苦しい人もいるのに甘えじゃないか

等々、考え始めるときりがありませんでした。

今回は自分が退職したまでの流れと、

退職するに至った考えをまとめようと思います。

当時は僕もたくさん検索して、いろんな人の経験談を探していました。

僕の経験が皆さんの参考になれば嬉しいです。

僕はこうやって辞めた

結論から言うと

社長に電話しました。

現場にもちょこちょこ言ってました。

初めて社長に言ってから、約半年後に辞めました。

今は母と実家に住んでいます。

念頭に置いたこと

地元の企業だったので、現場の人に合う可能性高いんですよねー

「いい関係性で辞めたい」という思いは大きかったです。

ぶっちゃけ、翌日から行かないとかもできたんですが、

そんなことをしたら、皆の恨みを買っちゃうかもしれません。

  • 恨まれないように
  • 辞めた後も笑顔で会えちゃう

ことを念頭に退職を進めていきました。

退職までの流れ くらげルート

まず社長に電話すると、当然引き留められました。

想定内だったので、

「では、3か月後に辞めたいです」と宣言しました。

ちょっと譲歩することで、相手も折れやすくなります。

(上司がいれば上司に言うのが良いです。僕はだれもいなかったので、直接経営者に言うしかありませんでした。)

次に現場に言いました。

もちろん引き留められるので、「僕が残ってるうちに辞めてください笑」って言ってました。

当然誰もやめません

ちょっと覚悟してたんですけどね。

その間、ノウハウを伝えるつもりだったんですが

率先して変わろうとする人はほとんどいませんでした。

  • 時間も与えた
  • ノウハウも伝えた

これだけ譲歩しても変われないのは現場が悪いです。

現場を変えようとしない経営が悪いです。

その後、色々あって、結局さらに3か月伸ばしました。

「義理は完全に果たした」という思いで、

悪びれずに辞めました。

辞めた後に思うこと

譲歩しまくったおかげで、皆とはいい関係でいられています。

今でもたまに相談の電話が来ます。

無職なのに「人の役に立てている」と実感できるのはいいことだと思います。

退職ですべてが解決するわけじゃない

退職したい!!

と思うと、それしか考えられなくなるんですが、

辞めた今、すべてが解決しているわけではありません。

お金の不安もありますし、母と暮らすことで出てきた新しい悩みもあります。

退職は絶対できます!

でも、僕はそこがゴールにはなりませんでした。

スタート地点ですね。

退職後のルートも、よく考えておくことをお勧めします。

退職までの苦悩

ここからは退職までの悩んだことをまとめます。

皆さんに少しでも共感してもらえたら嬉しいです。

退職を考えた理由

一番は「皆の世話を焼きたくない」でした。

毎日おんなじ日々の繰り返しで、自分が何も変わってないように感じていました。

数年後も同じことをしているのかと思うと、ゾッとしました。

加えて、人手不足で、何とか毎日の作業をやりきるのが精一杯でした。

辞めた年で32歳。

このままでは工場を支える人生で終わってしまう。

と思い、辞めることを考えました。

会社の状態

辞め辛かった原因なのですが、

とにかく人手不足でした。

辞めた年は全盛期よりも5人減っていました。

勤務は8:00~21:00が多かったです。忙しい時は休憩なしでした。

人手不足なので、皆は早めに帰してました。

一応新人さんも入ってくれましたが、バリバリ働くことはできません。

後半は新人さんの面倒を見ながら、人が辞めた穴を気合いで埋めていました。

父の死

辞める予定の前後に父が亡くなりました。

母が一人暮らしになりました。

引き留めの言葉も当時は結構効いてて、

だらだらと残ってたんですが、これが決定打でした。

「このまま他人の面倒見てたら母も亡くすかもしれない」

この思いが強く、退職を決意しました。

これを言っても引き留めてくるやつもいましたが、

そいつら、親の死の責任は取ってくれません。

最後は「何を優先するか」で決断しました。

引き留めあるある

ここでは、僕が言われてそこそこ悩んだ引き留めをまとめました。

今では気にもしてません。

逃げになるぞ

逃げてもいいです。

正直、家庭の問題から逃げて、仕事してる人もいると思うんです。

僕は「自分の人生」「家庭の問題」と向き合うために辞めました。

皆を不幸にするぞ

ほんとに不幸にしちゃうと思いますが、

一人くらい抜けて不幸にさせちゃうのは、経営者の問題じゃないでしょうか

一社員に責任転嫁しないでほしいです。

会社の問題は経営者の責任

個人の問題は個人の責任でしょう。

また同じ場面でも逃げるのか

耐えてもしょうがないと思います。

自分の会社ならまだしも、他人の会社ですしね。

現場の皆も、自己責任で入社したはずです。

他人の人生の面倒は見きれません。

言い訳じゃないのか

父の死を言われた時ですね

さすがにイラっとしました。

こんなこと言う奴と離れられてよかったと思いました。

最後は自己責任

辞めるのも、続けるのも自分で決めないといけません。

辞めて悪いことがあっても、

続けて悪いことがあっても、

自分の選択だから、受け止められるはずです。

僕は…もうちょっと就活しとけばよかったかな…

退職は大きな決断だと思います。

自分は割といい状態で辞められたと思うので、皆さんの参考になると嬉しいです。

では!

くらげ

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